アスベスト含有建材の見分け方
2025年08月04日更新

目次
みなさんこんにちは!宮城県仙台市の総合解体工事業者サンダイの解体です。
「この建材にアスベストが含まれているか分からない…」「自宅の天井材や壁材が危険なものだったらどうしよう…」と不安を感じている方は少なくありません。 特に、昭和時代に建てられた住宅にはアスベストを含む建材が使われているケースがあり、見分け方を知っておくことはとても重要です。 この記事では、「アスベスト含有建材の見分け方」について、具体的な確認ポイントや注意すべき建材の種類、専門調査の必要性などを詳しくご紹介します。 この記事を読むことで、住まいに潜むアスベストの可能性を把握でき、安心して解体・リフォームの判断ができるようになります。 中古住宅を購入されたご家族や、古い実家の解体を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
【アスベスト含有建材の見分け方とは?】
アスベストを含む建材は、目で見ただけでは判断が難しい場合が多く、専門的な知識と調査が必要です。まずは、どのような特徴があるのかを知ることから始めましょう。
製造年と建築時期から予測する
アスベスト含有建材は、1970年代から1990年代初頭にかけて多く使用されていました。 日本で本格的にアスベストの規制が始まったのは2006年ですが、それ以前に建てられた建物には含まれている可能性が高いです。 特に1980年代以前に建てられた住宅では、天井材・壁材・断熱材などにアスベストが使用されていたケースが多く見られます。 所有している建物の建築年を確認することで、アスベストの可能性を予測できます。
外観や質感で判断するポイント
アスベストを含む建材には、ザラザラした質感や独特な模様のあるものが多く見られます。 例えば、スレート波板(屋根材)やケイ酸カルシウム板、吹付け材は、粉っぽい質感をしており、触るとポロポロ崩れる場合があります。 また、見た目に細かい繊維のようなものが混じっているケースもありますが、見た目だけでの判断は危険です。 誤って削ったり、壊したりすると繊維が飛散してしまうリスクがあるため、慎重に対応することが大切です。
建材の種類別に見るアスベストの有無
住宅や建物で使われている建材の中で、アスベストが含まれている可能性のある代表的なものは以下の通りです。 ・スレート屋根(主に屋根材) ・パーライト板(天井材) ・ケイ酸カルシウム板(内装・外壁) ・吹付け断熱材(鉄骨や天井裏) ・ビニール床タイル(床材) ・煙突周辺の耐火ボード これらの建材に心当たりがある場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
製品ラベルや建築図面を確認する
もし、建物に使われている建材の型番やメーカー情報が分かれば、国土交通省や環境省が公開している「アスベスト含有建材データベース」で調べることができます。 また、建築当時の図面や仕様書に「吹付け材」「スレート板」などの表記がある場合、それがアスベスト含有である可能性もあります。 古い住宅では図面が残っていないこともありますが、手元に資料がある場合は必ず確認しましょう。
最も確実な方法は専門機関の調査
外観や年代からの予測だけでは、アスベストの有無を確定することはできません。 正確な判断をするためには、アスベスト調査の専門業者に依頼し、試料を採取・分析してもらう必要があります。 厚生労働省の基準に基づく「定性分析」では、顕微鏡を使ってアスベスト繊維の有無を確認します。 調査費用は3〜5万円程度が目安で、検査結果が出るまでには1週間ほどかかります。
【アスベスト含有建材を放置するとどうなる?】
アスベスト含有建材を放置したままリフォームや解体を行うと、大きな健康被害や法的トラブルにつながる可能性があります。
飛散による健康被害のリスク
アスベストの繊維は非常に細かく、吸い込むと肺に蓄積し、「中皮腫」「肺がん」「アスベスト肺」などの重大な病気を引き起こす原因となります。 特に、建材を壊したり削ったりする際に繊維が飛散しやすいため、DIYなどで誤って取り扱うことは避けなければなりません。 目に見えないほど小さな繊維でも危険性があるため、専門業者による処理が必要です。
違法解体による法的なリスク
アスベストが含まれているにも関わらず、適切な手続きを行わずに解体や改修を進めた場合、「大気汚染防止法」や「労働安全衛生法」に違反する可能性があります。 2022年からは事前調査と自治体への報告が義務化されており、違反した場合は罰金や行政指導の対象になります。 実際に、無許可で除去を行った業者が罰則を受けた事例もあるため、法律を守るためにも正しい手順が必要です。
資産価値の低下につながることも
アスベストが含まれる建材が残っていると、不動産売買時に大きなマイナス評価を受けることがあります。 特に、中古住宅を売却する際には、調査結果の提出が求められることもあり、アスベストが含まれていると価格交渉に影響する可能性もあります。 そのため、早めの調査・対応が資産価値を保つ上でも重要です。
まとめ
アスベスト含有建材の見分け方には、建築年数・外観・建材の種類・ラベルや図面の確認など、いくつかのチェックポイントがあります。 しかし、最終的には専門業者による調査が最も確実です。 放置してしまうと、健康被害や法律違反、資産価値の低下といったリスクにつながるため、早めに確認・対応することが大切です。 アスベストに不安を感じている方は、信頼できる専門業者への相談をおすすめします。
サンダイの解体では、仙台市を中心とした宮城県全域で、空き家・建て替えなどの住宅解体を中心におこなっております。是非、宮城の解体の事ならサンダイの解体にお任せください!
お問い合わせはお気軽に!
受付時間:9:00~18:00(水曜定休)
店舗所在地
サンダイの解体
〒981-3212 宮城県仙台市泉区長命ケ丘6-15-10