アスベストとは?健康被害と対策
2025年08月01日更新
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目次
アスベストとは?健康被害と対策
みなさんこんにちは!宮城県仙台市の総合解体工事業者サンダイの解体です。
解体工事を検討しているご家族の中には、「アスベストってよく聞くけど、実際にはどんなもの?」「健康被害があるって聞くけど、本当に危険なの?」といった疑問や不安をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
この記事では、アスベストの正体とその健康被害、そして安心・安全に解体工事を進めるための対策方法について、わかりやすくご紹介します。
この記事を読むことで、「アスベストとは何か」「どのような健康被害をもたらすのか」「どんな対策が必要か」を具体的に理解できます。
築年数が古い住宅を所有している方や、これから住宅の解体や建て替えを検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
アスベストとは何か?基本的な知識
アスベストとは、天然に産出される繊維状の鉱物のことで、日本語では「石綿(いしわた)」と呼ばれています。耐熱性・耐摩耗性・絶縁性に優れていることから、1970年代から1980年代にかけて広く建築資材として使われてきました。
特に古い建物には断熱材、外壁材、屋根材、床材、吹付け材など、さまざまな箇所にアスベストが使用されているケースが多く見られます。
しかし後に、アスベストの粉じんを吸い込むことで健康被害をもたらすことが明らかになり、日本では2006年に全面的な使用が禁止されました。
アスベストの使用されていた代表的な建材
アスベストは、以下のような建材に使用されていました。
・吹き付け材(断熱・防音用)
・スレート(屋根材・外壁材)
・ケイ酸カルシウム板(天井材)
・配管の保温材
・接着剤・パテ・シーリング材
これらの建材が使用された住宅では、解体作業時にアスベストが飛散する恐れがあるため、注意が必要です。
アスベストがもたらす健康被害
アスベストは非常に細かい繊維で構成されており、空気中に舞い上がると肉眼では見えません。このアスベスト繊維を長期間にわたり吸い込むと、数十年後に深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
特に解体作業時には、封じ込められていたアスベストが空気中に飛散するため、正しい処理が必要不可欠です。
アスベストが原因とされる代表的な病気
アスベストによる健康被害には、以下のような病気があります。
・石綿肺:アスベストを吸い込むことで肺が硬くなり、呼吸機能が低下する病気です。
・肺がん:アスベストを長期間吸い込むことで、肺がんを発症するリスクが高まります。
・中皮腫:肺や腹部の内膜に発生するがんで、発症までに30〜40年の潜伏期間があります。
・びまん性胸膜肥厚:胸膜が厚く硬くなる病気で、呼吸困難を引き起こします。
これらは一度発症すると治療が難しいため、予防と早期対策が重要です。
アスベスト対策の基本と流れ
アスベストによる健康被害を防ぐためには、事前調査・適切な処理・飛散防止の3つの対策が重要です。実際の解体現場では、法律に従った手続きと処理が求められています。
事前調査と分析の重要性
まずは、解体工事前に「アスベストの有無を確認する調査」が必須です。
建築年や使用されている建材をもとに、専門業者が検体を採取して分析を行います。
この調査により、アスベスト含有の有無だけでなく、含有量や飛散リスクも明らかになります。
国の制度では2022年4月から、すべての解体工事において事前調査の実施と報告が義務化されています。
アスベストの除去と処理の方法
アスベストが含まれている建材を撤去する際には、専門の許可を持った業者が対応する必要があります。
除去作業中は飛散防止のため、作業区域の隔離や湿潤化、HEPAフィルター付きの集塵機などの使用が義務付けられています。
取り除いたアスベストは、特別管理産業廃棄物として適切に梱包・密閉し、許可された処分場へ運搬されます。
住民への説明と安全確保
アスベストの処理が伴う解体工事では、近隣住民への事前説明が欠かせません。
工事の期間や方法、安全対策を丁寧に伝えることで、安心と信頼を得ることができます。
私たちのような地域密着型の業者では、近隣の方々との良好な関係づくりを何より大切にしています。
アスベスト対策にかかる費用と助成制度
アスベスト対策は、安全第一の観点からコストがかかることも事実です。しかし、自治体によっては費用の一部を補助する制度もあります。
費用を把握し、制度を上手に活用することで、安心かつ経済的な解体工事が可能になります。
アスベスト除去にかかるおおよその費用
アスベスト除去の費用は、建物の面積やアスベストの種類、除去方法によって異なります。
例えば、吹き付けアスベストの除去であれば1㎡あたり1万〜3万円程度が相場とされています。
費用の中には、調査・隔離作業・飛散防止措置・運搬処分費などが含まれます。
信頼できる業者に見積もりを依頼し、納得の上で進めることが大切です。
自治体の補助制度の活用
仙台市を含む多くの自治体では、アスベスト除去費用の一部を補助する制度を設けています。
補助金の対象や上限金額、申請手続きの流れは自治体によって異なりますが、条件を満たせば数十万円の助成が受けられるケースもあります。
こうした制度を上手に活用することで、経済的負担を大きく軽減できます。
まとめ
アスベストとは、かつて多くの建物に使われていた建材でありながら、現在では深刻な健康被害を引き起こす原因として認識されています。
アスベストが含まれている建材がある場合は、正しい調査と専門業者による安全な除去が不可欠です。
また、自治体の補助制度を活用することで、費用の負担も軽減できます。
安心・安全に解体工事を進めるためにも、まずは専門業者に相談することをおすすめします。
サンダイの解体では、仙台市と中心とした宮城県全域で、空き家・建て替えなどの住宅解体を中心おこなっております。是非、宮城の解体の事ならサンダイの解体にお任せください!
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