RC造(鉄筋コンクリート造)解体の難しさと技術
2025年07月28日更新

目次
みなさんこんにちは!宮城県仙台市の総合解体工事業者サンダイの解体です。
「RC造(鉄筋コンクリート造)って頑丈そうだけど、解体ってどうやるんだろう?」「木造や鉄骨造と比べて何が難しいの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、「RC造(鉄筋コンクリート造)解体の難しさと技術」について、詳しくご紹介します。RC造の構造的な特徴からくる解体の難しさ、必要な技術、安全対策やコスト面までを分かりやすく解説しています。
この記事を読むことで、RC造の解体が他の構造と何が違うのか、なぜ専門的な知識と経験が必要なのかが理解できます。
RC造の住宅を所有している方や、今後の建て替え・空き家の処分を検討しているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
RC造(鉄筋コンクリート造)とは?その構造の特徴
RC造(Reinforced Concrete)は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造です。鉄筋が引張力に強く、コンクリートが圧縮力に強いため、非常に耐久性が高く、地震や火災にも強い建物になります。
この頑丈な構造は長寿命化に寄与する一方で、解体の際にはその「強さ」が大きな壁になります。内部には金属とコンクリートが複雑に絡み合っているため、簡単に壊すことができません。
また、防音性や断熱性も高いRC造は、マンションや公共施設などに多く採用されています。つまり、解体には高度な技術と綿密な計画が求められるのです。
RC造解体の難しさと直面する課題
RC造の解体は、ただ建物を壊す作業ではありません。安全性・周囲への配慮・作業効率など、多くの難しさがあります。
コンクリートの硬さと鉄筋の複雑さ
RC造は、コンクリートの厚みが30cm以上ある部分もあり、通常の重機では時間がかかります。また、内部に張り巡らされた鉄筋は、切断にも手間がかかり、作業効率が落ちます。特に、梁や柱のような太い部分は、特殊なブレーカーやワイヤーソーを使わなければなりません。
騒音・振動・粉じんへの対応
RC造の解体作業は、大型の重機を使用するため、騒音・振動が避けられません。住宅地での工事では、周囲の住民への説明や防音シートの設置、散水による粉じん対策など、細かな気配りが欠かせません。適切な対応がされていないと、クレームやトラブルにつながります。
解体工期の長さとコストの増加
RC造の解体は、木造や鉄骨造と比べて平均して1.5〜2倍の工期がかかります。重機の台数、人員、廃材処分の費用も増えるため、トータルコストが上がる傾向にあります。工期が長引けば、その分だけ仮住まいの費用や維持費も増加する可能性があります。
RC造の解体に必要な専門技術と重機
RC造の解体には、他の構造物にはない高度な技術と専用の重機が必要です。安全性と効率性を両立するために、経験豊富な業者の選定が極めて重要です。
特殊重機の使用と工程管理
RC造の解体では、ブレーカーアタッチメントを備えた解体機、ワイヤーソー、クランプなど、特殊な重機を使用します。重機オペレーターの技術も問われ、施工手順や建物構造を正確に把握しないと、思わぬ崩落事故につながります。
作業の順序と周囲環境への配慮
RC造では、建物の崩れ方を予測しながら、上から順に丁寧に解体していきます。間違った順序で進めると、鉄筋の弾性やコンクリートの重みで制御不能な崩落が起こる危険があります。さらに、近隣住宅や道路との距離が近い場合は、クレーンによる吊り下ろし解体も必要になります。
RC造解体のメリットとデメリット
RC造の解体には難しさだけでなく、実は大きなメリットも存在します。
メリット:再資源化率が高い
RC造はコンクリートと鉄の塊であるため、解体後に再資源化しやすいという特徴があります。コンクリートはクラッシャーで砕いて再生路盤材に、鉄筋は製鉄所でリサイクルされます。資源循環型社会の実現にも貢献できるのが、大きなメリットです。
デメリット:作業者への負担が大きい
RC造の解体は、大量のホコリ、騒音、高所作業など、作業者にとって過酷な環境になります。重機操作や粉じん対策、体力的な負担も大きく、しっかりとした労働管理と健康管理が求められます。
実際のRC造解体の現場で感じたこと
RC造の建物を解体する現場では、毎回さまざまな課題に直面します。特に高所作業や交通量の多い場所での作業では、事前の準備と周囲への配慮が欠かせません。
ある現場では、クレーンを使った高所解体が必要となり、作業手順や安全対策について現場スタッフと何度も打ち合わせを重ねました。また、前面道路の交通量が多かったため、搬出ルートや時間帯の調整にも細心の注意を払いました。
印象的だったのは、近隣の方々への対応です。工事の騒音や振動に対する不安を少しでも和らげるため、事前に説明会を開き、工事内容やスケジュールを丁寧にお伝えしました。こうした取り組みが、現場のスムーズな進行につながったと感じています。
解体工事は、ただ壊すだけではなく、周囲との調和や安全への配慮が求められる仕事です。現場での経験を通じて、改めてその重要性を実感しました。
まとめ
RC造(鉄筋コンクリート造)の解体は、コンクリートの硬さや鉄筋の構造、安全性への配慮、重機の選定など、多くの点で高度な知識と経験が求められます。しかしその分、再資源化がしやすく、長期的な視点では環境への貢献度も高い解体工事です。
RC造の解体をお考えの方は、経験豊富で丁寧な対応ができる専門業者に相談することをおすすめします。
サンダイの解体では、仙台市と中心とした宮城県全域で、空き家・建て替えなどの住宅解体を中心おこなっております。是非、宮城の解体の事ならサンダイの解体にお任せください!
お問い合わせはお気軽に!
受付時間:9:00~18:00(水曜定休)
店舗所在地
サンダイの解体
〒981-3212 宮城県仙台市泉区長命ケ丘6-15-10